合格率のカラクリ!?
皆さんも色々な試験で合格率というのを気にしたことあると思います。

国家資格などの資格試験や各種認定試験などで合格率を見て、自分の中での一つの目安にしたりしていると思います。
そこに合格率のカラクリなんてあるとは思わないでしょう。

私も何か受けるときは合格率を参考にしています。


でも合格率を見て5%だからすごく難しいとか、90%だからすごく簡単とは一概には言えません。

それは天才の人からしたら、5%でも90%でも大して変わらないからでしょうって言われるかもしれませんが、今回は天才についての話ではなく、数字の背景や根拠を見てみようということです。

えっ!?どういうこと?

それは合格率を算出する時の分母に関係しています

その試験はどんな人が受験していますか?
ある条件に満たした人しか受験できませんか?
それとも誰でも受けられる試験ですか?

その受験者数、いわゆる分母により合格率は全く違う数字になります。

例えば、難関試験と言われる医師国家試験

皆さんは合格率がどのくらいだと思いますか。
難関だから10%、いやもっと難しいから5%などと予想するでしょう。

でも正解は90%なんです!

えっ!?

じゃあ、けっこう簡単じゃんって思うかもしれないけど、これには理由があります。
これが合格率のカラクリです。

それはまず、医学部に入ること自体が難しいこと入学した後も学内で医師国家試験を受験するための試験があり、それを突破しないと受けられないこと

つまり、各大学、自分の大学の合格率を気にしているので、一定の条件を満たした人しか医師国家試験を受けさせていないのです

だから、当然、受ける人はみんな受かるだけの学力がある人のみとなります。
よって、全体の合格率も必然的に高くなるのです

だから合格率のみで試験が容易かどうかを判断するのはナンセンスということです。

医師国家試験は極端な例かもしれませんが、他の国家試験でも合格率だけでは判断してはいけないものがあります。
ここでも合格率のカラクリが・・・

ではまず行政書士の合格率はどうでしょう
司法試験や司法書士試験よりは難易度は高くないからそれよりも、合格率は高いと見るのが普通でしょう。
例えば平成17年度の合格率は2.62%!(ここ最近は6%から10%前後くらい)

えっ!?

2%??

同じ年の司法試験は3.71%司法書士は2.8%です。

つまりこの年は行政書士が一番合格率が低いことになります。

そんなことあるの?と思うかもしれませんが、実際にこんな状況が起きています。

原因は様々あると思いますが、行政書士は法律資格の登竜門と言われとりあえず勉強して受けてみようかなと気軽な感じで受けている人が多いと思います。

公務員試験とも受験科目が重複する部分もあるので、公務員試験の練習に受ける人もいます。

司法書士や司法試験は一般的には最難関資格と言われているので、とりあえず受験してみようなんて人は行政書士に比べると、当然少なくなります

とりあえず受ける人が多くなれば受験者数は増加し合格率は低下する傾向にあります。

受験者数に応じて、合格者数を増やしたら資格保持者が多くなり資格の価値の低下にも繋がります

各種業界団体は資格者数を増やしたいという意見もあるが増やし過ぎると質の低下にも繋がるし仕事の奪い合いで独立しても廃業してしまい、将来への受験者数を減らしてしまう恐れもあるため、業界団体はその辺りを、計算しながら、合格基準なんかを調整しているものと思われます。

司法書士や司法試験は、本当に長時間勉強してきた人たちが多く受験する中で合格率が2%から3%という信じられない数字なので、こちらは合格率から難易度を理解することができます。

以上の内容から、一概に合格率のみでは試験の難易度を把握することは容易ではないこと、また試験の背景を知ったうえで判断しないと合格率のカラクリによって自分の思い通りの結果につながらない事もあるので、まずは下調べをしたうえで勉強を開始しましょう。




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